予防医学を実践することで、自分自身の健康維持はもちろん、国の財政をも助けることができます。
これは一体どういうことかと言えば、まず予防をすることで病気にかかる確率を下げることができます。
そうすれば個人の医療費を節約することができ、それが実は国家財政を助けることにつながっています。
日本は、いつの間にか世界でも有数の借金大国になってしまいました。
その大きな理由に、医療費の増加があります。
少子高齢化が現実のものとなった今、日本の医療保険制度は破綻状態です。
これを防ぐ有力な手段が、予防医学と言えます。
基本的に予防医学というのは、まだ病気として発症していない状態から予防を始めて病気が発症しないようにするものです。
また、既に何らかの病気が発症してしまった人でも、その病気の治療を行いながら毎日の生活の中で習慣を根本的に見直して病気の症状を抑える役割もあります。
こうした予防に関する情報は、かかりつけの医師や薬剤師が適切なアドバイスを行い周知する必要があるでしょう。
現代は、空前の健康ブームと言われています。
この健康を支えているのが、まさに予防医学です。
しかし、適切な予防を行っている人はそれほど多くないというのが現状でしょう。
健康状態というものは誰でも同じではないため、その予防方法は人によって異なります。
そのため、一人ひとりに医師や薬剤師がアドバイスをできるような仕組みづくりが急務とされています。